アドブルー小売動向=2月店頭価格は続伸、ECサイトのBIBは軟化
 車両用尿素水アドブルーの店頭小売価格が2月に入りさらに上昇したようだ。原料尿素の価格高騰で、アドブルーの製造コストが膨らんだ影響が出た。
 
 都内のフリートサービスステーション(FSS)の計量器付き給水機(ディスペンサー)での販売価格はリットルあたり120~142円と、前月と比べ中値が4円程度切り上がったもよう。
 
 有力サプライヤーの卸値上げなどを受け、エネクスフリート、太陽鉱油、キタセキなど有力FSS業者の店舗での値上げが目立った。宇佐美、ENEOSウィングのFSS店頭価格はおおむね据え置かれたもよう。
 
 一方、高騰していたECサイト上のバックインボックス(BIB)転売市場の取引価格には軟化傾向がみられた。
 
 リム情報開発の調べでは、大手ECサイトのBIB取引価格は2月4日時点で20リットル詰めがリットルあたり340~545円程度と、1月中旬時点と比べ同300円ほど値下がりした。割高感から供給が増加した。
 
 
 
※『CROSSVIEW軽油』第93号(22年2月7日発行)のアドブルー関連記事「1月のアドブルー需給動向、『最悪からは脱したものの...』」で詳しく取り上げています。 
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