オプティ鹿児島=エコツーライト新規受注再開、アドブルー需給緩和兆し
鹿児島県の地場運送大手、丸五運送(鹿児島市)が「オプティ鹿児島」として2月から独自ブランドの尿素水アドブルー「エコツーライト」の新規受注を再開した。
同社はエコツーライトの製造特許を持つオプティ(三重県)代理店として21年10月から製造販売を開始した。ところが、同時期から問題となり始めた原料尿素不足、いわゆる「尿素ショック」の影響でオーダーが殺到したため、新規受注を一時的に停止していた。
1月以降、原料尿素の供給が安定すると同時に、受注量が落ち着き始めたことから新規受注の獲得に舵を切った。オプティ鹿児島のエコツーライト製造能力は日量5,000リットル。中型バルクコンテナ(IBC、1,000リットル)、ドラム(200リットル)、バッグインボックス(BIB、5~20リットル)の荷姿で販売する。ただし、転売や過剰在庫目的とみられる注文には原則として応じないようだ。
大手アドブルー販売業者のなかには、依然として新規受注停止、ローリー巡回販売の配送制限を継続する向きが多い。一方、1月以降、新規注文を受け付ける動きが徐々に広がりをみせる。アドブルー需給緩和の兆しが出ている。
※『CROSSVIEW軽油』第93号(22年2月7日発行)でアドブルー関連記事「1月のアドブルー需給動向、『最悪からは脱したものの...』」を掲載しています。
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