燃料油補助金=17日から5円/L見込み、上限引き上げなら最大7円/L
経済産業省資源エネルギー庁が「燃料油価格激変緩和措置」を翌週(17~23日)発動した場合、石油元売りなどに支給する補助金単価は上限のリットルあたり5円となる見込みだ。7~10日のドバイ平均価格66.2円から基準原油コスト59.2円を引いた値が7円と、支給上限の5円を上回った。
資源エネ庁が調査する14日時点の全国平均レギュラーガソリン(RG)小売価格に前週(10~16日)適用した補助金単価5円を足し合わせた額が170円以上だった場合に発動となる。
10~16日の週の補助金適用分は、このところの原油市況の高騰で原油コストの上昇分が5.2円と、支給上限の5円を上回っていた。原油市況が今後も上がり続ければ、現行の激変緩和対策では燃料油価格の高騰を抑え込むことができない。
こうした状況を踏まえ、政府は補助金支給上限の引き上げなどを検討しているもよう。翌週適用分から上限が引き上げられた場合、補助金支給単価は最大7円となる。
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