住友化学はこのほど、愛媛工場にあるカプロラクタム(CPL)製造設備の稼働を2022年10月をめどに停止し、CPL事業から撤退することを明らかにした。CPLはナイロンの原料として、合成繊維やエンジニアリングプラスチックとして使用される。停止する設備は2003年6月に稼働を開始、年産8万5,000トンの能力を持つ。なお、CPLの中間原料であるシクロヘキサノンは製造販売を継続する。
同社は、需要国である中国を中心にCPLの新規設備が稼働を開始したことで競争が厳しくなったため、同事業からの撤退を決定したとしている。
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