東亞合成=徳島市内に水素Sを開業、パイプラインで水素を供給
東亞合成は15日、徳島市内で定置式水素ステーションの開所式を実施した。もともと昨年11月から仮営業を行っていたが、今回、一般向けに営業を開始したもの。隣接する同社の徳島工場ではカセイソーダや塩素、水素を主製品とする塩水電気分解工場が稼働しており、パイプラインでステーションに水素が供給される仕組み。このため配送費がかからず、通常より安価で水素の提供が可能。販売価格は1㎏あたり税込みで1,110円と、全国的に同1,210~1,600円が多いなかで割安な価格だ。同市では現在、この他に「道の駅いたの」など2カ所に移動式水素ステーションがある。 徳島県では徳島バスが昨年12月1日から中四国初となる燃料電池バスの路線運行を開始するなど、水素の利活用に向けた取組みを積極的に行っている。
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