コスモ石油と丸善石化=千葉のプロピレン精留塔が稼働開始
コスモエネルギーホールディングスはこのほど、グループ会社のコスモ石油および丸善石油化学が共同事業として進めていたプロピレン精留塔が運転を開始したことを発表した。同設備は丸善石化千葉工場に建設され、コスモ石油の流動接触分解装置から生産されるリファイナリーグレードプロピレン、丸善石化のエチレン製造装置から生産されるケミカルグレードプロピレンから、付加価値が高く、高純度なポリマーグレードプロピレン(PGP)を生産する。PGPの生産能力は26万4,000トン/年、2022年4月に工事を完了し、5月9日に竣工式が執り行われた。
PGPは主にポリプロピレン(PP)の原料として使用される。PPは包装材、繊維、容器、自動車部品など用途が広範囲にわたるため、同社はPGPの生産、販売を契機に新規ビジネスを創出する考えだ。今後も同社は石油精製および石油化学のシナジーにより、競争力をさらに高める方針としている。
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