伊藤忠エネ=大豆生産で佐賀市や佐賀大学と協業へ
伊藤忠エネクスは佐賀市や佐賀大学、不二製油グループと協業し、今月からCO2を活用した大豆育成研究プロジェクトを開始した。この研究プロジェクトは、CO2吸収でより成長が早まる大豆の特性を活かし、効率的な大豆の生育を研究する。佐賀大学の実験施設で実証試験を始め、将来的には佐賀市の清掃工場CCU(Carbon dioxide Capture and Utilization、CCU)で回収されたCO2の利用を想定している。段階的に栽培規模を拡大し、この栽培で生育した大豆を不二製油グループで事業化。広く消費者に届ける仕組みを検討する。
佐賀市の清掃工場では、ごみ焼却の際に発生する排ガスからCO2のみをCCUで分離回収し、隣接する農業や藻類事業者に供給している。伊藤忠エネは大豆生産地の佐賀市と協業し、回収したCO2を使った大豆の効率的な育成を推進する。
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