中国電=24年1月までに火力4基を廃止へ、下松1号機など
中国電力は23日、下松石油火力1号機(定格出力70万kW)、下関石炭火力1号機(17万5,000kW)および下関石油火力2号機(40万kW)、水島石炭火力2号機(15万6,000kW)を、段階的に廃止することを発表した。下松1号機は2023年1月、水島2号機は同年4月、下関1号機および2号機は2024年1月を目途に廃止される予定。
同社では、経年化が進んでいる火力の代替電源確保が課題となっていた。現在、高効率な発電方式である超々臨海発電の採用に加え、木質バイオマス混焼発電も行う三隅発電所2号機(定格出力100万kW)の開発を進め、本年3月には試運転に伴う発電を開始している。このため、カーボンニュートラル実現に向けて、環境負荷の低減を図る観点から、非効率な石炭火力を含む計3基の廃止を決めたという。なお、4基ともに、23日15時30分から長期計画停止に入った。
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