ENEOSは25日、東日本旅客鉄道と鉄道の脱炭素化に向け、CO2フリー水素の利用拡大について共同で検討を行うための連携協定を締結した。両社は、2030年までの社会実装を目指し、国内初となる水素ハイブリッド電車および同車両向け定置式水素ステーションの開発を連携して進めていく。同ステーションは、水素ハイブリッド電車をはじめ燃料電池車・FCバス・FCトラック等の多様なFCモビリティや駅周辺施設へ供給する、総合水素ステーションを想定している。
　また、首都圏を中心とする鉄道への電力供給の脱炭素化についても共同で取り組んでいく。具体的には、京浜臨海部のENEOSの拠点から、JR東日本川崎火力発電所へCO2フリー水素を供給し、同発電所で水素混焼発電を行う。これにより、2030年代早期に鉄道への水素混焼発電による電力供給の実現を目指す。
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