8月第1週軽油小売市況=北海道と大阪が149円、全国は149.9円
資源エネルギー庁がまとめた1日現在の全国軽油小売価格は、前週比0.5円安の149.9円だった。5週連続の値下がり。ガソリン同様、直近では元売り各社が卸価格を引き上げたものの、6月下旬から7月下旬にかけて約10円引き下げたため、小売業者間は値上げに慎重だ。軽油消費地を見ると、北海道と大阪が149円で並んだほか、東京は151.2円、愛知は145.1円。
ENEOSが7月に販売した小売向け軽油は、おおよそ前年並みと複数の市場関係者が伝えている。地区別では、関東地区の各支店で前年比3%増に対し、関西支店は前年並み、中部支店は同0.5%の減販だったという。都市部で多少のばらつきはあるものの、政府補助金の支給が奏功し、大幅な減販は見られない。資源エネ庁の試算では補助金がなかった場合、店頭価格は191円近くまで上昇していた可能性もあったという。
高安地区は、複数の高速道路や幹線道路が走る埼玉県が前週比0.8円安の141.7円と全国最安値。最高値は長崎県の163.5円だった。
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