福岡県水素G戦略=イノベーションサポート窓口を設置
福岡県水素グリーン成長戦略会議は13日、水素関連分野の相談にワンストップで対応する「福岡県水素グリーンイノベーションサポート窓口」を開設した。支援対象は、水素・燃料電池分野への参入、水素エネルギーの利用に意欲を持つ企業で、「必ずしも県内企業に限らない」(事務局)。窓口では、(1)水素関連分野への参入、(2)水素調達、関連技術・製品の導入、(3)実証等のプロジェクトの企画・調整等の相談にワンストップで対応する。また、相談内容に応じて3名のアドバイザーを派遣するとともに、九州大学との連携を図る専門スタッフを通じ、研究者と企業等とのマッチングを行う。 福岡県では、全国に先駆けた水素の産学官連携推進組織として「福岡水素エネルギー戦略会議」を2004年に設立。今年8月に「福岡県水素グリーン成長戦略」を策定したことを受け、今後は「福岡県水素グリーン成長戦略会議」として、①水素製造のイノベーション、②水素利用の拡大、③水素関連産業の集積の3つの柱を掲げ、環境と経済の好循環をつくる「グリーン成長」を図っていく。設立当初の会員数は140団体だったが、今年6月時点で865団体と日本最大級の水素推進組織に成長した。これまで九州大学と共同設置した「水素エネルギー人材育成センター」では1,500人以上が企業・学生向けプログラムを受講。水素ステーションは西日本最多の11箇所、エネファームは約1万台、FCVは約240台が普及した。 |
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