太陽石油=ケミカルリサイクル事業を推進、廃タイヤを原料に
太陽石油は3日、広島県に本社を置く環境エネルギーと共同で廃タイヤを原料とするケミカルリサイクル事業の検討を進めると発表した。国内廃タイヤは毎年約100万トン(約1億本)排出されているが、新製品として再利用(マテリアルリサイクル)されるのは20%程度で、60%近くが焼却の際の熱利用(サーマルリサイクル)として扱われている。サーマルリサイクルは大量のCO2を排出するため、将来的にはCO2排出が少ないケミカルリサイクルの実現が求められている。
環境エネルギーは廃プラスチック油化事業や新バイオディーゼル事業などに強みを有し、出光興産と千葉事業所の使用済みプラスチックを原料とした油化ケミカルリサイクル装置の基本設計の推進で合意。2025年度に商業運転化を目指している。
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