千葉県=カーボンニュートラル推進協議会を設立
千葉県は24日、京葉臨海コンビナートのカーボンニュートラルに向け、推進協議会を設立した。鉄鋼や石油精製、石油化学、電気、ガスの11社を対象に、脱炭素エネルギーやエネルギー最適化など、業種を超えた企業間連携の取組を推進していく構えだ。千葉市や市原市、袖ケ浦市など、各種工場を立地する自治体のほか、有識者として辻佳子東京大学教授と松野泰也千葉大学教授も参加している。
国は2021年12月に「カーボンニュートラルコンビナート研究会」を立ち上げ、次世代エネルギーに向けたコンビナート活用の議論をスタート。座長に平野正雄早稲田大学教授を招き、石油連盟や石化工業協会、コンサルタント関係者や金融機関関係者などが委員として参加した。今年3月まで計5回開催し、発表された中間整理では、コンビナートは基幹産業が融合した生産拠点で、税収や雇用など地域経済と密接な関係を有しているとし、脱炭素や炭素循環社会への転換を進めるために投資を呼び込むことで一致。設備やインフラの共有、水素・アンモニア・バイオ燃料等の共同調達、脱炭素技術のスタートアップの呼び込みやスケールアップのための実証、実装を進めていく必要があるとまとめている。
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