JEPX=非FIT再エネ指定の23年度第1回入札、買い札が全量約定
日本卸電力取引所(JEPX)で30日に約定処理が行われた、2023年度第1回の非化石価値取引「非FIT再エネ指定」は、約定価格が下限値の0.60円だった。約定量は6億2,849万8,120kWhとなり、買い入札量が全量約定した。前回(2022年度第4回)の買い入札量は、162億kWhを超えていたため、今回は急減したが、前日に取引された「非FIT再エネ指定なし」の約定量が113億kWhに達していたため、買い気が低下したと見られる。
売り入札量は41億356万918kWhと、前回(2022年度第4回)の8億5,396万2,565kWhから5倍程度の売りが投じられた。非FIT再エネ指定は、大型水力や卒FITなどが主な原資となっている。
入札した会員数は30社、約定した会員数が26社だった。
小売電気事業者以外の需要家なども直接取引が可能なFIT発電分の約定日は、31日に予定されている。 |
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