欧州エネルギー取引所(EEX)は21日、日本の電力先物市場への参入5周年を記念したイベントを東京・日本橋で開催、国内外161社から500名超の業界関係者が参加した。「日本電力市場の展望~エネルギー転換期の不確実性を更なる成長機会に」「電力市場~欧州の経験から学ぶもの」の2テーマについてゲスト講演が行われたほか、EEXからは「EEXジャパンパワー~5年間の道のりと今後の展望」の発表があった。
EEXが2020年5月に日本電力先物の取引プラットフォームを導入して以来、通算の出来高は154TWhに達し、驚異的なペースで拡大が続いている。2025年に入ってからは、2月に月次オプション商品を導入したほか、3月には日次・週次・月次ベースの出来高が過去最多を記録。さらに、4月には従来のクリアリングサービスに加え、オーダーブックも導入し、今後も一層の市場成長が見込まれている。

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