福岡市=B25軽油を使用へ、博多港の清掃船2隻に
福岡市は5月から博多港の市保有清掃船2隻にバイオ燃料(BDF)を本格的に導入した。市はこの2年間でBDFの実証実験を行い、船舶への影響は無いと結論付けた。使用する燃料はFAME由来のB25軽油で、豊田通商が供給する。対象船舶は総トン数18トン、全長12.5メートルの「かもめ」と総トン数19トン、全長15.1メートルの「第2かもめ」。
市によると、想定数量は2隻で年間25kl前後にとどまる見込み。海上のゴミ収集作業なので「停泊が長いため実は燃料消費が少ない」(港湾空港局)。
契約単価については非公開としたが、SS軽油小売価格と比べると約3倍と伝えられた。現時点では割高な燃料のため、「すぐに供給船舶を増やす状況にない、費用対効果を見ながら」(同)という。
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