欧州エネルギー取引所(EEX)が運営する日本の電力先物市場は、倍々ペースの高成長が続いている。とりわけ今シーズンの場合、早い時期から異例の猛暑が日本列島を襲ったため、冷房需要の急増に伴い、電力価格を先物で固定するヘッジニーズも加速度的に膨らんでいる。リム集計によると、6月の月間約定量は13,215GWhと、5月の11,136GWhから18.7%増加し、月間ベースでは3月の13,640GWhに次ぐ歴代2位を記録した。さらに、1~6月の累計約定量は73,458GWhに膨らみ、上半期だけで2024年通年の約定量である72,883GWhを上回った。

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