食用油大手3社=「油脂物流未来推進会議」を発足
食用油大手のJ-オイルミルズ、日清オイリオグループ、昭和産業は24日、日本植物油協会と連携し、「油脂物流未来推進会議」を発足したと発表した。食用油脂業界の物流問題の解決、物流持続性の向上を図る。
植物油業界は、業務用製品の取り扱いが多く、斗缶やドラム缶のほか、バラ納品も多いため、働き方改革を進める物流事業者から改善要請を受けているという。推進会議発足を受け、業務用製品を中心に製品特性や納品形態の特徴を踏まえ、物流の効率化や各社の事例共有を検討していく。
J-オイルミルズは15日に9月1日から家庭用油脂製品を4月比11~23%、業務用油脂製品および加工用油脂製品を同10~18%値上げすると発表済み。米国環境保護庁がバイオ燃料の混合比率引き上げ計画を発表したことで大豆や菜種の原料相場が上昇したほか、国内物流や燃料などのコスト上昇も転嫁する方針とした。
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