OCCTO=九州向けに融通指示、高気温による需要増で
電力広域的運営推進機構は1日、九州エリア管内の需給状況改善のため、関西電力送配電、中国電力ネットワークの2社に対し、九州向けの融通を指示した。九州電力送配電供給区域において、想定以上の高気温に伴う需要増加により、需給状況の悪化が認められるためだ。 関西電力送配電は、九州電力送配電に8月1日の18時30分~19時30分の間、最大25万kWの電気を供給。中国電力ネットワークは、九州電力送配電に1日の18時~19時30分の間、最大20万kWの電気を供給する。 なお、中部、中国、九州の3エリアは1日にかけて広域予備率が低下する恐れがあるため、一般送配電事業者による揚水発電設備の運用を実施している。とくに九州は午前時点で19~19時30分の1コマでエリア予備率が安定供給に必要な3%未満を下回っていた。
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