東電EP=戸建住宅向け超薄型太陽光パネルの実証開始
住友不動産、住友不動産ハウジング、東京電力エナジーパートナー(東電EP)、TEPCOホームテック(THT)は6日、戸建住宅用太陽光発電サービス「すみふ×エネカリ」について、超軽量薄型太陽光パネルを用いた実証実験を開始した。 THTが、電巧社から調達した超軽量・薄型太陽光パネル「フレキシブルソーラーG+」を住友不動産グループが運営・管理する戸建住宅に設置。パネルの施工性・耐久性をチェックし、住友不動産の戸建住宅の屋根との相性やデザイン性などを確認するほか、北面設置パネルの変換効率や防眩性も検証する。実証期間は今月から来年3月までで、同年6月に商品化を目指すという。 住友不動産と東京電力EPは21年に締結した脱炭素リードプロジェクト協定のもと、太陽光発電 設備と蓄電池の普及を促進する太陽光発電サービス「すみふ×エネカリ」を、新築戸建住宅および既存戸建住宅のまるごとリフォーム「新築そっくりさん」において提供している。 東電EPの広報担当者は「既存戸建住宅への太陽光パネルの設置は設置場所の制約や、耐震補強工事などの初期コストが導入障壁としてあった。今回の実証実験により、軽量で薄型な太陽光パネルを住宅へ設置することの実現性が確認されれば、既存戸建て住宅にもより導入しやすい新商品の提供が可能となる」と説明。将来的に、戸建住宅に加え集合住宅やビルへも新商品の展開も検討するという。
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