関電=姫路第二で低炭素水素の追跡実証を開始
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関西電力、BIPROGY、 川崎重工の3社は19日、天然ガス火力発電所・姫路第二発電所(総定格出力291.9万kW)で実施している水素混焼発電で、水素製造から電力供給までの一連のプロセスにおける CO2排出量を算定し、水素をトラッキング(追跡・記録)する実証試験を開始すると発表した。 環境価値を管理する手法を探る。関電の発表によると、実証は22日から開始。発電所敷地内で製造した低炭素水素や、福井県で製造された原子力由来の低炭素水素、山梨県で製造された再生可能エネルギー由来のグリーン水素に対し、個別に30分単位で、CO2排出量の算定と水素のトラッキングを行う。その上で、水素混焼によって発電された電力が、 低炭素水素やグリーン水素由来であることの識別が可能であるかを検証する。また、トラッキング方法についても第三者認証機関であるDNV(本部ノルウェー・オスロ)の支援を受けて、 国際規格に則った方法であることを検証するという。同発電所は4月、水素混焼発電の実証を開始した。
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