東北電=営農型太陽光発電事業で業務提携契約締結
東北電力、千葉エコ・エネルギー(千葉市)、Cyrinx(東京都渋谷区)の3社は27日、営農型太陽光発電事業の展開について、業務提携契約を締結した。 同事業では農地法に基づく農地の一時転用許可を受け、農地の上に太陽光を電気に変換する設備を設置し、営農を継続しながら発電を行う。千葉エコ・エネルギーは農地の上に簡易な屋根を設け、太陽光発電設備を設置するノウハウを持つという。 東北電の広報担当者は、「太陽光発電の用地は減少傾向にあり、社会的な課題となっている。今回の業務提携で、営農と太陽光発電を同時に可能とする事業を検討し、農地の有効活用を目指したい」と語った。今後は東北電が「発電設備の建設・運用」を担い、千葉エコ・エネルギーが所有する「営農型太陽光発電の領域における豊富な知見」と、Cyrinxの「太陽光発電設備の開発・設計などにおける高い技術力」をそれぞれ持ち寄り、東北6県と新潟県を中心に、同事業の展開を検討していくという。
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