OCCTO=中部向けに融通指示、気象や電源トラブルが要因
電力広域的運営推進機関(OCCTO)は3日、東京電力パワーグリッド(PG)に中部電力パワーグリッド(PG)供給区域の需給状況改善のため、融通を指示した。東京電力PGは、中部電力PGに9月3日の14時30分~15時の間、24万kWの電気を供給する。想定以上の高気温に伴う需要増加や太陽光出力減少に加え、電源トラブルが重なったことで、需給状況の悪化が認められたことによる。3日の中部エリア管内の14時20分時点の想定エリア予備率は14~15時の2コマで安定供給に必要な3%を下回っている。 足元ではJERAが中部エリアで運用する川越LNG火力2号機(定格出力70万kW)が、3日12時50分に計画停止した。ボイラー関連設備の点検とみられるが、同日14時20分時点で再開は未定となっている。
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