JERA=長期計画停止中の老朽火力5基を30日に廃止、袖ケ浦1号機など
JERAは30日、姉崎火力LNG火力5および6号機(定格出力60万kW×2基)、袖ケ浦LNG火力1号機(100万kW)、知多LNG火力5号機(85万4,000kW)および広野石油火力2号機(60万kW)の5基計325万4,000kWを廃止したと発表した。いずれも設備の劣化により再稼働が難しい高経年化設備。長期計画停止中で電力需給における供給力として計上されていない設備であるため、需給への影響はない。 同社は2020年度以降で731万kWの新設およびリプレースを実施している。2029年度の運転開始に向けて知多火力発電所7・8号機の新設工事(131.98万kW)を進めるとともに、2032年度以降の運転開始に向けた袖ケ浦火力発電所新1~3号機(約260万kW)の新設の検討も進めており、環境影響評価の準備を開始している。
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