ダイセキ=ダイセキ環境SにTOB、完全子会社化へ
廃油処理やリサイクルを手掛けるダイセキは2日、子会社のダイセキ環境ソリューションに対して株式の公開買い付けを(TOB)を発表した。現在53.87%の株式を有しており、今回のTOBで完全子会社化を目指す。買付け価格は1株あたり1,850円とし、ダイセキ環境ソリューションの2日終値1,199円に対して約54%のプレミアムが付く。
ダイセキはTOBを実施する理由について、これまで両社は上場企業として独立性を有し、相互間で一定の制約があったものの、グループの一体化で新規事業の協働が可能になることを挙げた。
ダイセキ環境ソリューションはバイオ燃料製造会社として次世代燃料関係者間で知名度があり、中京地区のBDF供給に一定の影響力を有している。6月には20年以上のBDF製造実績と廃食用油のリサイクル、BDF供給の資源循環スキーム構築、さらに新技術導入に意欲的な姿勢などが評価され、全国バイオディーゼル燃料利用推進協議会から表彰を受けた。
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