兼松ペトロ=前橋に新たなLPG出荷基地、ホクブトランスポートと協業で
兼松ペトロは群馬県前橋市にLPG出荷基地「兼松ペトロ北部ターミナル」を新設し、4月より運用を開始する。関東の物流大手のホクブトランスポートと協業での運用となる。ホクブトランスポートとの協業で基地在庫を管理しながらの計画的な配送体制を整え、配送の効率化と安定供給の強化を目指す。
新設するターミナルには50トンのプロパンタンク2基を設置し、出荷機能のみならず保管機能をも備える。今後の需要増に応じプロパンタンクを1基増設することも可能だという。
物流の「2024年問題」を経て、京浜地区から北関東地方および長野方面への配送の脆弱性が明らみになった。兼松ペトロが前橋市に新設ターミナルの設置を決めた背景には、こうした地域への配送を今後強化していく狙いもあるとみられる。都市ガスへの燃料転換が進む京浜地区とは異なり、北関東エリアには重油のユーザーが多いとみられ、同社が強みを持つ工業用バルクの潜在的な需要を掘り起こすための戦略拠点としても期待される。
物流を巡る環境は厳しさを増しており、輸入元売りを含め各社がチャーター車を増やす一方、実需の増加に応じたスポットベースでの配車は難しくなっている。こうした環境下で届けベースの契約をいかに履行し、こぼれた需要を取り込めるか、この新設ターミナルが物流の新たな可能性を示す拠点となりえるかもしれない。
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