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イラン戦争で起きたエネルギー市場の変化のまとめ(2026年4月6日時点)
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原油
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・日本、代替ルートとしてヤンブー積みのサウジ産の輸入増
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・中国が米国産原油の輸入を再開
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・INPEXが政府要請でイクシス、アゼリ、CPCブレンドを国内販売
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・産油国共同備蓄、アラムコやADNOCが備蓄原油の放出を開始
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・オマーンやマーバンに需要集中、ホルムズ海峡外に供給拠点
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・カタールやクウェート、原油の供給見送り継続
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・OPECプラス、5月原油生産を日量20万6,000バレル引き上げで合意
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国内石油製品
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・ガソリン小売価格、補助金効果で170円前後に値下がり
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・出光興産とコスモエネHDが中計の発表を延期
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・4月以降納め公営バス入札の不調が相次ぐ
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・病院や工場、銭湯その他で重油不足が深刻
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・製油所のトッパー稼働率は70%台で推移
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・系列取引と外販取引で価格差が拡大
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・石油製品の供給に先行き不透明感が残る
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海外石油製品
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・ガソリン供給の懸念はやや後退、韓国からも4月積み輸出が浮上
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・ナフサはアジアの供給懸念継続、欧米品の買い増強
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・韓国勢は3月着でロシア品ナフサを輸入
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・ジェット燃料は域内需要減の見込み、東南アジア中心に減便
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・軽油が急騰、東南アジアや豪州の買い気強く
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・シンガポールの重油在庫が増加、ロシア品が流入
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・韓国は4、5月品も輸出量を制限、「前年と同量まで」
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石油化学
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・コスト指標の国産ナフサ、4~6月期は11.8万円予想と前期比約2倍
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・コスト高を背景に樹脂やフィルムなど大幅値上げ相次ぐ
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・国内石化設備の稼働維持にコスト転嫁が不可避に
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・国内ナフサクラッカー、定修延期も予定外停止みられず
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・設備定修延長、低稼働で今後に樹脂などで在庫切れの恐れも
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・ナフサクラッカー、韓国、台湾で各1基が原料不足で停止に
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・中国などの石油製品の価格抑制策で一部石化製品の採算が低迷
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LNG
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・中東からの供給途絶を受け、米国はじめ大西洋出しへの代替需要
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・欧州はガス在庫が例年比5%減、来冬に向けて備蓄を強化へ
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・豪州の複数出荷元が熱帯低気圧で停止、一時的に逼迫懸念に拍車
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・中東産の供給断絶にもかかわらず、日本の発電用LNG在庫は潤沢
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・JERAは5~6月着のカタール出し長契の代替調達分を確保済み
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・韓国ガス公社はタイムスワップで目先の供給量を確保
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・商船三井のLNG船がホルムズ海峡を通過、開戦後初
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LPG
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・中東積み商談停止も極東着の上昇で4月のアラムコCPが高値確定
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・複数のVLGCがホルムズ海峡の通峡許可取得、インドへ
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・ホルムズ通峡分やイラン産調達でインドの需給逼迫はやや緩和
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・極東着相場の高止まりで日中韓輸入業者の買い気は停滞
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・東南アジアの供給不足は継続、国内販売を抑制し高圧玉も調達
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・日本国内スポット市場では元売り、卸ともオファー提示手控え
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・供給不足から国内スポット市況はターム価格より大幅高で推移
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バンカー
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・開戦直後のパニック買いに一服感、荷動きの鈍化を受け需要減
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・日本では3月末までに民間備蓄15日分、国家備蓄30日分の放出決定
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・石油元売り各社は4月販売量を3~7割削減、供給余力改善せず
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・韓国では割高感を嫌い、コンテナ船など一部の需要が中国に流出
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・中国ではロシア玉などの流入により価格、供給量いずれも安定
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・シンガポールは中東向け配船の減少により需要が低調
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・商船三井のLNG・LPG船2隻がホルムズ海峡を通過、開戦後初
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電力
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・4月に入り電力スポットはさらに上昇、東京は高値で50円台
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・4月上旬は東京と中部のスポット平均価格が20円超で推移
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・電力先物は7~9月の取引が急増、10~12月も一段高の展開に
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・東京先物は9月まで20円台、先行きの燃料高を意識した動きに
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・小売り料金は6月から上げ幅が大きくなるとの見通しも
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・LNG火力でも出力低下の動きが散見
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・国は石炭の老朽火力も稼働させる方針
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