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日本政府は10日、5月上旬に国家備蓄の原油を追加放出する方針を固めた。ホルムズ海峡の実質的な封鎖が続き、日本全体としての原油の輸入量が減っていることに対応する。2回目となる今回の放出量は、日本の国内需要の約20日分とする方向で調整が進んでいる。石油元売りによる米国産原油などの代替原油の調達が進んでいることから、今回の備蓄原油の放出量は前回の1回目の放出量を10日分下回ることになる公算が大きい。経済産業省資源エネルギー庁の関係者は「第2回目の放出数量は、元売りの代替調達の数量次第で変わってくる。出荷する備蓄基地、油種も現時点で検討中」と伝えている。
一方、第1回目の備蓄原油の放出は3月下旬に始まり、合計11カ所の備蓄基地から計850万キロリットル、約5,350万バレルがENEOS、出光興産、コスモ石油、太陽石油の4社へ供給される予定となっている。4月上旬の時点で供給は順調に進められており、4月末までには全体の約8割の供給がなされると見られている。

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