ロシア産エネルギーの輸入、需要家の対応に温度差
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ロシア産原油やLNGの輸入をめぐり、日本の需要家の対応に温度差が生じている。5月に入り、太陽石油と出光興産がロシア産サハリンブレンド原油の購入を決めた。イラン戦争の影響で供給が激減した中東産原油の代替品を確保するため、ロシア産に食指を伸ばしたとみられる。海外トレーダーは、「ホルムズ海峡封鎖が長期化し、背に腹は代えられないため、ロシア産の調達について『横断歩道、みんなで渡れば怖くない』という機運が生まれつつある」と指摘した。 ロシア産LNGについては、米財務省が許可したサハリン2プロジェクト(年産1,080万トン)に対する制裁例外措置が6月18日に期限を迎える。しかし同トレーダーは、「期限切れになれば、同プロジェクトからのターム契約の大半が履行できなくなり、日本にとってかなり困ったことになる。米ベッセント財務長官が今月半ばに来日した際、高市首相が当然ながら期限の延長を要請したと考えるのが自然」との見方を示した。 一方、現時点でロシア産LNGの調達に消極的な日本企業も少なくない。欧州連合(EU)が2027年1月からのロシア産ガスの輸入停止を決めていることから、当面は動向を見極めたいとする需要家が多い。西日本の都市ガス会社は、「欧州が態度を軟化させるのは難しいと思うが、強硬姿勢を取り続けたところで、需要を満たすのは難しい。日本の輸入特例措置が今後どうなるのかも気にしている」と述べた。さらに同社は、「中東産LNGの代替として、ヤマル含めたロシア産を日本勢が買うのはなかなか決断しづらい。また、そこまで需給が逼迫していないので、あえてロシア産カーゴを取りに行く選択肢はない。今後、需給が逼迫した段階で、選択肢に入ってくるかどうかといったところ」と述べた。 |



