日本ガス協会=森トラストなどと地域熱供給の実例を公開
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日本ガス協会は9日、日本熱供給事業協会、森トラスト、城山熱供給とともに、「城山熱供給プラント」の見学会を報道陣向けに主催し、低炭素化や防災に対する地域熱供給の有効性をアピールした。地域熱供給は複数のビルディングに対して一カ所の熱供給施設(エネルギープラント)から電力や冷水、温水を供給する自立分散型のエネルギーシステム。城山熱供給プラントは城山トラストタワーの地下にある第1プラント、東京ワールドゲートの地下に新設された第2プラントで構成され、相互に冷暖房を融通することが可能な、高いエネルギー効率を誇る。主催者側によると、ガスエンジン自体の発電効率は35%程度だが、排熱を利用することで総合エネルギー効率は70~80%の水準を達成できるという。 見学会では2020年に竣工した第2プラントを公開。第2プラントは東京ガスから購入している業務用の中圧ガスを燃料として、ガスエンジン(CGS)から電力と温水を供給すると同時に、冷凍機を介して冷房用の冷水も製造する。第1プラントと第2プラントを接続する配管が延びる洞道は、1993年の第1プラント竣工以来、30年近くの時を経て繋がったという、省エネルギーを目指した長期的な展望が実現した空間だ。洞道の気温は40度近くに上るが、これも津波対策で完全防水を施したからこそ。将来的にe-methaneやバイオガスへの移行が進んだ場合でも、これらの既存設備をそのまま利用できるため、低コストでカーボンニュートラル化を図ることができる。効率性、強靭性、環境性を備えた地域熱供給は日本の安定的なエネルギー供給に資する課題解決策として、今後も都市部での普及が期待される。
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