合成メタン=伊藤忠、大ガス、東邦ガス参画の米国事業がFEED入り
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伊藤忠商事、大阪ガス、東邦ガスは8月28日、3社が参画している合成メタン製造事業「ライブオーク(Live Ork)プロジェクト」の基本設計(FEED)が開始されたと発表した。同プロジェクトは米国ネブラスカ州で開発中。250MW級の水電解装置で生成するグリーン水素と、ネブラスカ州のバイオエタノール工場から回収されるバイオマス由来CO2から合成メタンを製造する。 現時点で合成メタンの生産能力は年間7万5,000トン、稼働率を考慮すると年産6万7,000トンに達する見込みだ。同プロジェクトは仏トタルエナジーズやベルギーのツリー・エナジー・ソリューションズ・ベルギー(TES)が2023年に立ち上げ、伊藤忠商事、大阪ガス、東邦ガスは2025年12月に参画した。日本の都市ガス大手3社(東京ガス、大阪ガス、東邦ガス)は2030年度までに都市ガス供給量の1%を合成メタンやバイオメタンに置き換えるという目標を掲げており、同プロジェクトで生産された合成メタンは日本に仕向けられる見通しだ。 ただ東邦ガスは、「まだFEED入りの段階のため、プロジェクトの最終投資決定(FID)は未定。日本にLNGとして届けられるまでのサプライチェーンも発表できる段階にない。まだ検討中」と伝えた。米中西部に位置するネブラスカ州は、LNGの生産施設が集中する米ガルフ地域と直線距離で1,500~1,600キロメートル離れており、サプライチェーンの構築が課題として挙げられる。加えて、約7万トンの年間生産量を大阪ガスと東邦ガスでどのように分配するかも決まっていないという。この年間生産量は概ねLNG船1隻の輸送量に相当する。 |



