LNG=在庫に余剰感が台頭、海外向けに転売の動き
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電力広域的運営推進機関(OCCTO)は9月18日に公表した、今年の夏季シーズン最後となるkWh視点の電力需給モニタリングで、10月3~31日の集計期間中に、厳気象ベース(過去10年間で月平均が最も高かった気温)で需要が推移した場合でも、燃料在庫が逼迫する恐れはないとの見通しを示した。追加発電能力(kWh余力)は10月下旬まで150億kWhを上回ると予想され、最低となる10月末でも125億5,200万kWhが確保される見込み。9月4日に公表された前回のモニタリングでも、10月末まで100億kWhを上回る想定だったが、今回は余力が一段と上積みされ、燃料在庫が極めて潤沢なことが確認された。 追加発電余力の拡大は、全国的な長雨で9月の気温が平年を大きく下回り、冷房需要が落ち込んだことが背景だ。9月上旬から中旬にかけて、沖縄を除く全国9地域の電力需要は前年同時期と比べ12.8%急減。海外トレーダーは、「スーパーエルニーニョ現象の影響で今年の夏は暑くなるという予報もあり、残暑による冷房需要が見込まれていたが、電力需要がここまで低迷するのは想定外」と述べた。 同トレーダーによると、モニタリングの発表時点で、9月の電力需要は最大需要地の東京を中心にLNG換算で少なくとも10カーゴ分が消失し、足元の燃料在庫が積み上がる格好となった。JERAが余剰となったLNGカーゴの一部を海外市場で転売したほか、ターム契約分の引き取りを後ろ倒しにする動きも顕在化しているようだ。 |
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