川崎重工=重油・天然ガス使用の二元燃料エンジン受注、国内初
川崎重工業は10日、国内船用主機メーカーとして初めて、舶用電子制御式ガスインジェクションディーゼル機関(ME-GIエンジン)「川崎-MANB&W 8S50 ME-C8.2-GI」2台を受注したと発表した。重油と天然ガス双方に対応する二元燃料エンジンで、硫黄酸化物や二酸化炭素の排出量を抑えることができる。ノルウェーのユナイテッド・ヨーロピアン・カー・キャリアーズ社が発注する3,800台積み自動車運搬船2隻に搭載される。2016年就航予定で、自動車運搬船としては世界で初めて主機関と発電機機関に重油と天然ガスの使用が可能となる。また、耐氷使用を採用し、バルト海の氷海域での航行も可能としている。
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