JFEエンジニアリング=独企業買収しバイオマス発電事業を強化へ
JEFエンジニアリング(東京都千代田区)は6日、プラント設計会社などを傘下に持つドイツのスタンダードケッセル・パワーシステムズ(SB)の全株式を取得する契約を締結したと発表した。JFEエンジニアリングはSB社の買収によりバイオマス発電事業を強化する。
SBはスタンダードケッセル、バウムガルテ、SBサービスHDのグループ3社の持ち株会社。スタンダードケッセルはバイオマス発電や排熱回収発電、燃料焚き発電プラントなどの設計・建設会社で、バウムガルテは廃棄物発電プラントの設計と建設を手がける。SBサービスHDはプラントの保守点検サービス会社を保有する持株会社。
JFEエンジニアリングは、これまでに国内でストーカ炉や高温ガス化直接溶融炉など350基の廃棄物発電機を建設してきたほか、バイオマス発電でも循環流動層ボイラーの大型施設の建設でも実績を持つ。今後はSBを通じてアジアのほか、欧州や中東でも設計から建設までを一貫して請け負う「フルターンキー」事業を推進する。
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