マレーシア=ケムワンが石化コンプレックスに34億ドル投資
シンガポールのケムワン・グループは5日、マレーシアのジョホールバル州ペンゲランに石油化学の基礎原料などを生産する「ペンゲラン・エナジー・コンプレックス(PEC)を建設すると発表した。投資額は33億8,000万ドルで2020年下半期に着工し、2024年に本格生産を開始する計画だ。ケムワンは石油、ガス、石油化学などを取り扱う複合企業で、PECにおいては開発を主導し、また主要株主の立場となる。
完工後は日量15万バレルのコンデンセートスプリッターから、年産230万トンの芳香族製品、同390万トンの石油製品、同5万トンの水素などが生産される。EPCC(設計・調達・建設・試運転)はイタリアのメイレ・テクニモントが、技術ライセンスは米ハネウェルUOPがそれぞれ受注している。
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