米国=サソール、ルイジアナの石化設備をライオンデルバゼルと合弁化
化学メーカー世界大手のライオンデルバゼルと、南アフリカのエネルギーおよび化学大手のサソールは2日、サソールが米国ルイジアナ州に保有する石油化学設備の一部について折半子会社化することを発表した。新社名は「ルイジアナ・インテグレーテッド・ポリエチレン・JV」となる予定で、対象となる設備はエタンクラッカー(エチレン年産150万トン)、低密度ポリエチレン(LDPE:同42万トン)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE:同47万トン)。ライオンデルバゼルは同設備の50%の権利取得におおよそ20億ドルを支払う。将来的にライオンデルバゼルが100%子会社とする可能性もあるとしている。株式の受け渡しは今年末までに行われる見込みだ。一方でアルコール設備、エチレンオキサイド設備および誘導品設備は今回の合弁企業に含まれず、サソールが100%出資のままとされる。
サソールは負債の削減および特殊化学品事業により重点を置くため、今回合弁企業化した事業に関し出資企業を募っていた。
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