三菱ケミ=米国のアクリル樹脂原料設備を閉鎖へ
三菱ケミカルホールディングスは4日、米国でのMMA(メタクリル酸メチル)およびMAA(メタクリル酸)の生産を2021年2月28日に終了、工場を閉鎖すると発表した。停止する設備は同社連結子会社である三菱ケミカルの子会社ルーサイト・インターナショナルがテキサス州ボーモントに保有するもので、年間生産能力は13万5,000トン、1992年に稼働を開始していた。
同社は停止により現存損失および停止関連費用として約230万ドル(約240億円)を、どうじつこうひょうした業績予想に織り込み済みとしている。
MMAはアクリル樹脂として自動車のランプカバーや看板、水族館の水槽などに利用されている。またMAAは塗料や接着剤、合成ゴム、コンクリート混和剤などの原料として使用される。
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