米国バイオマス大手のエンビバ・パートナーズは2023年から10年間、バイオジェットやバイオディーゼルの基材となる木質ペレットを年間6万トン、欧州向けに供給する契約を結んだ。契約先は明らかにしていない。温室効果ガスの排出抑制につながるバイオジェットやバイオディーゼルの需要が今後、世界的に急速に高まる見通しから、同社は年間120万トンの生産体制を整えるという。
同社はこのほか、発電用としても新たな長期契約を締結。英発電大手のドラックス社に対し22年から5年間、毎年20万トンを供給するほか、日本商社に対しては24年から20年間、毎年19万トンを供給する。
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