丸紅=カーボンニュートラルエチレンを台湾CPCに販売
丸紅は10日、カーボンニュートラル(CN)エチレンを台湾中油(CPC)に販売したことを明らかにした。CNエチレンの成約は国際取引としては世界初となる。対象のカーゴは台湾の高雄で荷揚げされる。
カーボンニュートラル化の対象は米国のテキサス州にある天然ガス採掘現場から、台湾の高雄にあるCPCの需要家工場の入り口までのサプライチェーン。丸紅およびCPCは豪州のマッコーリー・グループとCO2発生量アセスメントを実施し、マッコーリーから購入したカーボンクレジットにより、オフセットすることによりカーボンニュートラル化を実現した。
丸紅は7月に英国の化学品ガス輸送用船の大手であるナビゲーター・ホールディングスとの間で米国からベルギー間のエチレン海上輸送を世界で初めてカーボンニュートラル化したと発表していた。
丸紅と CPC は、今回の米国産エチレンのカーボンニュートラル化だけではなく、CPC が製造するエチレンを含むアジア産エチレンのカーボンニュートラル化にも取り組み、低炭素化・脱炭素化に取り組むユーザーの需要に対応する方針としている。
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