トタル=西プラスチックエナジーと高度リサイクルプロジェクト契約締結
トタルエナジーズ(以下トタル)とプラスチックエナジーは、高度なプラスチックリサイクル開発を促進するための新しい契約を11日に発表した。この契約に基づき、プラスチックエナジーは、既存の稼働プラントに加え、スペインのセビリアに第2の高度なリサイクル工場を建設する予定で、プラスチックエナジーの特許取得済みのリサイクル技術を使用して、最終プラスチック廃棄物をTACOILと呼ばれるリサイクル原料に変換する予定だ。トタルは、この原料を食品包装に使用することができ、バージン品質のポリマーに変換するという。
本工場は、2025年初頭に稼働予定で毎年3万3,000トンの最終消費プラスチック廃棄物を処理して変換する。トタルの欧州生産ユニットで高品質のポリマー製造に使用される計画で、同社の石油化学プラットフォーム(アントワープ)での処理実験に成功した。バージン樹脂と同じ特性を持つリサイクルポリマーは、フレキシブルで硬質な食品包装容器などの食品グレード用途に適している。
同ロジェクトは、すでにフランスと米国で発表された2つの共同プロジェクトに続き、循環経済の課題に対処し、2030年までにリサイクルおよび再生可能ポリマーの30%を生産するという同社の目標に寄与するとしている。
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