シェル=中国で20 MWの電解水素製造装置を稼働開始
シェルは、シェル・チャイナと張家口市交通建設投資ホールディングスグループ(株)の合弁会社として、中国の張家口で世界最大級の電力の電解水素製造装置向け操業を開始したと28日に公表した。
2022年2月4日に始まる冬季オリンピック期間中、張家口競技ゾーンの燃料電池車向けグリーン水素供給量の約半分をこの電解装置が供給することとなる。
このプロジェクトは、2020年11月に設立されたシェル・チャイナと張家口市交通建設投資グループ(株)との合弁会社が進めるプロジェクトの一環。張家口の20MWの電解水素製造装置と水素給油ステーションは、合弁会社のフェーズ1となっている。両社は、フェーズ2において今後2年間で最大60MWまで供給能力を拡張する計画を立てている。
完成まではわずか13ヶ月で、これはシェルの中国で最初の商業用水素開発プロジェクトとなっている。このプロジェクトはまず、陸上風力発電を利用して、冬季オリンピック期間中に張家口競技ゾーンで600台以上の燃料電池車向けにグリーン水素を供給する。その後、水素は北京-天津-河北地域の公共および商業輸送に使用され、モビリティ部門の脱炭素化に役立つとしている。
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