トタル=ヴェオリアと提携、オマーン海水淡水化プラント向けPV建設
トタルエナジーズとヴェオリアは27日、オマーンのスール市で海水淡水化プラントに電力を供給する最大の太陽光発電(PV)システムの建設を開始する契約に署名した。この発電所は、オマーンと湾岸地域のシャルキーヤ淡水化プラント敷地内に設置され、シャルキーヤ地域の60万人以上の住民に飲料水を供給するという。
この17メガワットピーク(MWp)の太陽光発電プロジェクトは、同地域に設置されるものとしては最初となる。年間3万メガワット時(MWh)以上のグリーン電力を生産しており、海水淡水化プラントの1日当たり消費量の3分の1以上を生産し、30万トン近くのCO2排出量を削減できるとしている。
これは、2030年までに電力使用量の30%を再生可能エネルギー源に変換するというオマーンの国家エネルギー戦略に沿ったものだ。この工場には3万2,000枚以上の高効率ソーラーパネルが装備され、革新的な東西トラッカーシステムを使用してエネルギー生産を増やす予定だという。面積は13万平方メートルで、サッカー場約18面分に相当する。
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