ベルギー=トタル、ホルシム社とベルギーでセメント工場の脱炭素化推進
仏石油メジャーのトタルエナジーズは4日、スイスのセメント最大手ホルシム社と、ベルギー・オブールにあるセメント製造施設で脱炭素化を進めるプロジェクトに協力するとの覚書(MoU)に署名したと発表した。今後、同施設から排出される年間約130万トンのCO2の効率的な回収、利用、貯留(CCUS)を実施するため、さまざまな技術面での評価を進める。
両社は施設刷新の一環として、酸素燃料への切り替えが可能で、CO2の回収や浄化に利用する新たな焼成炉、トタルが回収・輸送するCO2の北海地中への貯留などを実施するという。
トタルはまた、新燃料であるe-fuelの製造に必要なグリーン水素を生成する新しい電解槽に電力を供給するため、再エネプロジェクトの開発も進める。このプロジェクトからホルシムの新しい酸素燃料炉にも電力を供給し、セメント工場の脱炭素化にも貢献するという。
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