シンガポール=SIBCON閉幕、次世代燃料としてバイオバンカリングの普及拡大へ
第22回シンガポール・インターナショナル・バンカリング・カンファレンス(SIBCON)の本会議が6日閉幕した。最終のパネルディスカッションでは、LNGバンカリングの供給体制を維持しつつも、迅速な供給が可能で環境保全にも資するとの観点から、脱炭素燃料の1つとしてバイオバンカリングの利用促進を討議した。
バイオバンカリングを供給する際、シンガポール港で現在使用しているマス・フロー・メーター(MFM)を活用することが可能だという。一方、バイオマス燃料の安定供給、価格高騰時の補助などが課題として挙がった。世界的に2030年までにCO2の排出量を2005年比で少なくとも60%削減する目標を掲げており、同港もアジアでの脱炭素燃料供給の最先端港を目指すという。
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