中国=寧波舟山港でロックダウン、荷役遅れの懸念高まる
中国最大のバンカー油供給港で、華東有数のコンテナ港でもある寧波舟山港がこのほど、新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウンを実施した。寧波舟山港のコンテナターミナルがある北侖地区で、複数の新型コロナ感染者が報告されたことが背景。20日時点でトラックでのコンテナ輸送や本船へのコンテナ荷役が大幅に遅れており、長期化するとの懸念も出ている。同港沖の錨地では、悪天候もあってバンカー供給も遅延も発生。同港では9月末以降、国営石油会社がスポットの引き合いを中止するなど、バンカー供給体制に深刻な影響が出ている。市場関係者は、輸入カーゴの輸送、製油所からの転送も遅れると警戒感を強めている
山岡 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.