フランス=トタルエナジーズ、国内最大規模のバイオガス生産設備を立ち上げ
フランスの石油メジャー、トタルエナジーズは12日、国内18基目となるバイオガス生産ユニットを立ち上げたと発表した。最大容量は160ギガワット時(GWh)で同国内最大規模になるという。
同国南西部のムーランに新設。バイオビーンと名付けられ、有機廃棄物を原料とする。生産したバイオメタンを、タレガが運営する天然ガス輸送ネットワークに供給し始めた。2023年に69GWhを生産し、その後、急速に増加するバイオガスの需要に対応するために徐々に増加していく。
このプロジェクトは、循環経済の促進に対するトタルエナジーズの取り組みを示すもので、22万トンの有機廃棄物を、年間20万トンの天然肥料や160GWhのバイオメタンに変換する計画。年間平均3万2,000人分の消費量に相当するという。
この設備により、歴史的にガス産生地域であるラック盆地が持続可能な成長を追求することを可能にし、年間3万2,000トンのCO2排出を削減するという。
東京 : 海外製品チーム 横井 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.