ベトナムのニソンリファイナリー・ペトロケミカルリミテッド(NSRP)は、ニソン製油所(日量20万バレル)が稼働を始めてから初となる定期修理が順調に進んでいると発表した。すでに工期の7割ほどを終えており、市場関係者によると、10月上旬には一部装置の稼働を開始するもようだ。同社の発表によると、近く、ガソリンや軽油の出荷も再開する見通し。
同製油所は、出光興産、クウェート国際石油、ベトナム国営のペトロベトナム、三井化学が出資して2018年に稼働を開始した。ただ、20年以降の新型コロナウイルス感染拡大などもあって資金繰りが悪化し、操業継続が危ぶまれた時期もあった。
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