欧州委員会は23日、欧州水素銀行が第1回目競争入札の募集を開始したと発表した。これは、製造コストの面で、いわゆるブラック水素の方が安いことから、再生可能由来の水素と消費者への価格との差額を埋めることを目的としており、再生可能由来の水素生産者は、生産された水素1キログラムあたりの固定プレミアム分の支援として応募できる。総額は8億ユーロで、価格の上限は1キログラムあたり4.5ユーロ。選定されたプロジェクトは最長10年間補助金の受け取りが可能だが、署名後5年以内に生産を開始する必要がある。募集期間は11月23日から24年2月8日(中央欧州時間午後5時)で、早ければ同年4月に評価結果が通知される。
  
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