川崎市=バイオバンカー供給の実証事業協定を締結
川崎市は24日、NX商事株式会社および兼松ペトロ株式会社と、川崎港でのバイオバンカー供給実証に向けた三者協定を締結した。今後、国内や海外から調達するバイオ燃料(FAME予定)と国内で製造した重油を、川崎港に係留する動力を持たないステーションバージ内でブレンドし、給油船を通じて本船へ供給する予定だ。川崎市は、港湾内施設の利用または占有を許可し、NX商事株式会社はバイオ燃料の調達や川崎港や東京湾内における船舶等へのバイオ燃料供給、供給設備の設置・管理・在庫管理を担う。兼松ペトロ株式会社は同地域におけるバイオ燃料の供給を行う。市場関係者によると、当面は内航船に対しての供給となる。同協定を通じ、川崎港のカーボンニュートラル化を達成するためバイオ燃料の供給体制の構築、CO2の削減効果の検証、および運用上の課題の抽出を進めていく。
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