タイ=アジア石油化学工業会議、持続可能性社会へビジョン共有
アジア石油化学工業会議(APIC)2025はタイ工業連盟石油化学産業クラブ(FTIPC)が主催し5月15~16日にバンコクのセンタラグランド&バンコクコンベンションセンターで開催された。会議には石油化学製品やプラスチック製品の生産者のほか投資家や戦略的なパートナーを結んでいる関係各社があつまり、1,500人以上が参加した。
公式なメンバー国ではないものの、近年では世界的に石油化学産業においてプレゼンスを高める中国企業も会議場近くで活動する場面がみられている。中国は輸出を活発化しているため、米国をはじめ世界各国との間で貿易面での緊張が高まる面もある一方、石油化学および関連産業では、結びつきがますます強まっている。
FTIPC会長のアピチャイ・チャロンソック氏は「石油化学は現代生活の中心にあり、より良い持続可能な世界を実現するために重要な役割を果たしている」と石化産業の立ち位置を示したうえで、「パートナーシップとイノベーションを通じて、将来の世代を支えるため必要な変革を推進する」と持続可能性のある循環型経済を実現するうえで果たすべき役割について改めて述べた。
16日に開かれたフェアウェルパーティでは2026年のAPICは日本の福岡で開催されることが発表された。
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